糖質制限やMECで痩せなくなったら試してみて

糖質制限やMECで痩せなくなったら試してみて

日々の生活で、ほぼ糖質を全カットする方法でダイエットをしている方はいますか。

ちなみにかつて私も、一日およそ10g以下という厳格な糖質制限(MEC食)をしており、最初は順調に減量をしていました。

しかし、それもある時からパタリと体重が減らなくなりはじめたのです。

 

最初は「ただの停滞期かな?」と思いそのまま様子を見ていましたが、日が経つにつれ体重は減るどころか少しずつ、じわじわと、確実に体重が増えていく…

という恐怖を味わった経験があります。

この増えている間に何をしたかというと、もっと厳格に糖質を食べないようにしたり、更には糖質制限のタブーでもある脂質カット、たんぱく質カットにも手を出し、摂取カロリーを減らすなどして、試行錯誤試しましたが、全然ダメでした。

 

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なぜ体重が減らなくなったのか?

私が、体重が増量したのは、甲状腺機能低下(LowT3が原因でした。

ちょっと説明しますと、甲状腺ホルモンには、T4とT3の2種類が存在し、T4は非活性型と呼ばれ、体に直接作用しないのに対し、T3は活性型と呼ばれ体に作用するホルモンです。

本来身体では、脳からの命令によりこのT4が活性型のT3へと変換し、身体の代謝が行われるという仕組みがあるのですが、何かしらの理由により、これが行われなくなると、T3への変換量が減り濃度が低下する…つまりLowT3の状態になるのです。

ではなぜ、LowT3になってしまったのか?

何かしらの理由って何?って話しになるのですが。

それは、糖質を極端に制限する事です。

肝臓は脳や他の臓器とは違い、ケトン体をエネルギーにすることはできません。肝臓が積極的にエネルギーとして使用するのはブドウ糖だといわれています。まぁ、肝臓はケトン体を作りだす臓器ですから、自らがケトン体を利用できてしまっては、身体に巡らせる前に自家消費してしまいますしね(笑)本当、私たちの身体ってよくできてるなぁ

たんぱく質や脂質を大量に摂取して体の中にたくさん入れていても、肝臓のエネルギー源であるブドウ糖が体内に入ってこなければ、身体は「飢餓状態」と誤認してしまい、結果、無駄なエネルギー消費は生死に関わると必死にエネルギー消費を節約しようとしてしまいます。

つまり、著しく代謝が悪い(低い)状態になってしまう。まるで冬眠中と同じような状態でしょうか。

こうなってしまっては、どんなに頑張っても体重が減らなくなってしまうのは当然ともいえます。

 

適量の糖質を取ればスムーズに減量できる

私は、LowT3のことを知って、すぐさま糖質の摂取量を増やす事にしました。

具体的には、当時、一日あたり10gも摂っていなかった糖質を、20gへと引き上げました。

※現在ではもっと沢山とっています。

すると。

ずっと減らないばかりか増える一方だった体重の針がピタリととまり、なんと次第に減量していったのです。

この時は本当に嬉しかったですね~

今までと変えたのは、糖質を摂取することだけでしたから、「極端過ぎる」糖質の制限は、確実に身体には良くないし、ダイエットはできないのだと確信しました。

ずっとこんな感じで糖質の適量摂取を続けていこうと思っていた矢先、甲状腺ホルモンT4→T3の変換のメカニズムで、さらに興味深い情報を入手する事ができましたので、ご紹介します。

 

糖質の適量摂取だけではない、骨格筋も重要だった

(J Clin Invest. 2005 Sep;115(9):2524-33. Epub 2005 Aug 25.)の論文によると、血中甲状腺ホルモンT3の維持には、肝臓よりも骨格筋が重要だという事が述べられています。

甲状腺ホルモンT4をT3へ変換する働きのある酵素には、D1とD2という、2種類のタイプが存在するのだそうです。そのうちD1は肝臓と腎臓にあり、D2は脳や骨格筋部分にあります。

肝臓こそが、T3産生の主要な場であるとされていた為、D1がメインで変換器として働いていると考えられていましが、この論文では、D1を欠損したマウスでも、血中T3濃度、血中TSH濃度が変化しなかったと、報告されているのです。

という事はつまり、血中T3を規定するのは、肝臓ではなく骨格筋の方だったという事。
骨格筋に存在する変換酵素D2こそが、血中T3を維持していると、この論文では証明されたという事になります。

 

たったの月4回、1回20分未満の筋トレでダイエットがハイスピード化

骨格筋も重要だと知ってから、私は週1回(月4回)ジム通いを始め、20分未満の筋トレをすることにしました。

この回数と所要時間を聞くと「たったこれだけ?」と思われるかもしれませんが、
これでも十分らしいです。

ただし、バターコーヒーを飲む、断続的ファスティングを行っているなら、ですけど。

 

著者曰く、断食・コーヒー・運動この三要素こそが、mTOR(エムトール/哺乳類ラパマイシン標的たんぱく質)の分泌を最大限に抑制できるのだそうです。

このエムトールってなんぞや?って話しなのですが、エムトールはその分泌が抑制されればされるほど、のちに強力な跳ね返り作用が発生します。

「抑制からの跳ね返り」という現象が起こるとどうなるのか?

エムトールは跳ね返ると同時に、筋肉を活性化させる働きがあるのです!!

つまり、エムトールの分泌を出来る限り抑制して、それから解放してやれば、少ない労力で最大限かつ最大級の恩恵(筋肉の活性化)が受けられる。

この解放というのは、断食が明けるときなので、つまり食事を取ればOKという意味です。

 

なので、「バターコーヒー」を飲みながら、18時間の「断食」をして「運動(筋トレ)」をする。

そしてその後に、その日の最初の食事(たんぱく質・脂質たっぷり)をすれば、エムトールは強力な跳ね返りが発生しているので、たとえ月4回、1回あたりたった20分未満の筋トレでも、十分すぎる効果が得られるのだと、この本では書かれているのです。

ただし、筋肉の回復のためにはインスリンの力が必要になるので、筋トレした日の夜には、いつもより多めに糖質をとることを忘れないようにしましょう!

そうすれば寝てる間の身体の修復がスムーズです。

 

いかがでしたでしょうか?

今までの厳格な糖質制限をしていてもし行き詰まるようなことがあれば、その時は、適量の糖質を加え、さらに出来ることならば筋トレを少し加えてあげるだけで、現状を打破できるかもしれません。